2回目以降の大規模修繕工事では面格子の交換も、検討項目になります。面格子はアルミ製の為、鉄に比べ耐久性はありますが、経年変化で表面に白いブツブツが出てきます。この白い斑点は、アルミに出来た白サビで、拭いても取れなく、症状がひどくなれば、アルミに穴を開けたりもします。
機能的には問題なくても、美観上の問題で、面格子の交換を検討する管理組合も増えてきます。
面格子の交換でバリューアップを
昔の面格子に比べ、最近の面格子は機能性がアップしています。今回はそんな面格子を3つ紹介します。
防犯面格子
一つ目の面格子は防犯面格子です。昔の面格子はアルミサッシに挟み込んで留めているだけのものが多く、実は簡単に取外しが出来てしまいます。留守宅のマンションでの面格子を取りはずしての盗難も発生しており、その対策として防犯性のアップした面格子も販売されています。最新式の面格子はプラスマイナスドライバーでははずせない特殊形状ネジでサッシに取り付けられたものや、面格子自体の破壊強度が高いCP認定の面格子もあります。
網戸脱着可能面格子
開放廊下側の網戸は面格子が邪魔して取外しが出来ないのが一般的ですが、面格子取付用のブラケット部分が伸縮することで、網戸の取外しが可能な面格子があります。網戸が取外しできることで、大掃除時の網戸清掃や、網戸張替も簡単に行えます。
ルーバー面格子
ルーバー面格子はブラインドのように角度を調整できる羽「ルーバー」が付いた面格子です。夜間や部屋内を見られたくない時はルーバーを閉じます。また、ルーバーを開ければ、光や風を取り込むことが出来ます。
まとめ
他にも、緊急時に面格子がスライドして、部屋内から外部に脱出可能な面格子もあります。
バリューアップの観点からも、上記のような面格子に交換すると、大規模修繕工事後の入居者の満足度がアップします。修繕積立金に余裕のある管理組合は、面格子の交換も、是非検討メニューの一つに加えてください。
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