一般的な高さのマンションの建築や改修する場合には、鋼製足場を周囲に立てて工事をしますが、高さが60mを越えるようなタワーマンションの場合は、無足場やゴンドラで施工するケースがほとんどです。
理由は鋼製足場の強度です。一般的な枠組み足場は、設置高さが最高45mまでとされており、それ以上の高さに設置する場合は、下部の建地を二本組にするように定められています。
高さ45mはマンションで言うと14~15階建てになります。また最近増えてきた18~20階建て高さ60m以下のマンションでも、全面鋼製足場で施工されていますが、このあたりが鋼製足場で施工できる限界高さです。
高さ60m以上のタワーマンションが地方で増えない要因は、このような無足場で施工することが不得手な地方ゼネコンが多いことも、一因のように思います。
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