排水管洗浄はマンションでも良く聞きますが、給水管洗浄は聞いたことがありません。先日、隣のマンションで給水管洗浄を実施するという案内が私の住むマンションにもありました。
いったいどんな工事をするのかと、ネットで給水管洗浄を調べてみました。以下はネットの内容の抜粋です。
「・給水設備のように法的に点検が必須とされているわけではありませんが、水のトラブルを防ぐためには、必ずやっておかなければなりません。
・さび付いた水道管から供給される水は、鉄中毒の問題の原因にもなります。
・水道管の材質や形状などによって事情は多少異なりますが、マンションですと基本的には年に一回程度実施するのが望ましいです。」
内容を見ると、かなり入居者を不安にさせる言葉が並んでおり、また給水管洗浄を実施するのが当たり前のように記載されています。また、掲載されている写真は給水管が鉄管の場合の写真であり、どうも鉄管内の赤さびを除去するのを主目的としているようです。
隣のマンションの給水管は塩ビライニング鋼管であり、赤さびの発生の可能性は低いです。また費用は６０戸のマンションで１８００万円とのことですので、戸当たり３０万円と大変高価です。
このマンションは２年後に２回目の大規模修繕を実施する予定ですが、個人的に大丈夫かと不安になりました。戸当たり３０万円あれば玄関ドアの交換も可能な金額です。
どうも業者の口車に乗せられて、工事を発注してしまったように思えてなりません。入居者の中にマンションに詳しい人がいれば、このような工事を行うことはなかったのではないでしょうか？
私の住んでいるマンションでも過去の修繕履歴を見ていると、給水管の赤水対策で、磁気を使った活水器を１０００万円程度で発注していました。今から考えると、設置する必要もない装置を、高いお金を使って発注していたことになります。
マンションにははやり専門家を置き、適正な管理を行う必要があると思います。
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