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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

管理会社の強引な評価制度取得に疑問 



 先日の相談会で立て続けに管理業協会が実施する「マンション管理適正化評価制度」の質問がありました。話を聞くと、何の説明もないまま総会で「マンション管理適正化評価制度」取得の議案が提案された。全くどのようなものかわからず、とりあえず総会で文句を言って、継続審議にしてもらったという相談でした。

 どうも、ある管理会社で上層部から、管理物件すべてで「マンション管理適正化評価制度」を取得するように通達があり、その管理会社が管理するマンションすべてで、取得の総会提案がなされているようです。


 相談者には、マンションの評価制度には、国が実施する「マンション管理計画認定制度」とマンション管理業協会が実施する「マンション管理適正化評価制度」、日本マンション管理士会連合会が実施する「マンション管理適正化評価サービス」があるので、各評価制度の内容を充分理解し、メリット・デメリットを理事会で検討してから決めればどうですか?と話をしました。

 話を聞く限りでは、マンション管理適正化評価制度は1年更新で、その都度1万円程度の費用がかかり、またメリットとしては管理状況がホームページに掲載され、不動産価値が上がるとされています。管理計画認定制度は5年更新で、費用は2万円程度、メリットとしては住宅金融支援機構で借入を行う場合の金利軽減や、修繕積立金の預け入れ(マンションすまい・る債)金利アップ等があります。

 また、マンション管理適正化診断サービスは、5年更新で、費用は0円。メリットとして共用部火災保険の軽減があります。

 これらの評価制度は、一つだけでなく、例えば3つすべての評価を受けることも可能です。これらの基礎的な説明もせず、会社の方針を優先して、組合員をないがしろにする管理会社の対応に大いに不信感をいだきました。


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