パナソニック エレベーターは、省スペース設計の小規模マンション向けエレベーター「リベルタージュUi」の受注を2024年10月に開始しました。
床面積が1.1m2の3人乗りエレベーター。昇降路の最小寸法は1300mm×1325mm。かご内の広さは6人乗りの業務用エレベーターとほぼ同じだが、より小さなスペースに設置できるそうです。
2〜4階建てのアパートや賃貸マンションなどに、2~4日程度で据え付けができるとのこと。建物の水平梁(はり)に補強材を取り付ければ、木造の建物にも設置可能だそうです。
電源は単相200V。一般家庭用の電源で稼働します。色柄はかご内がしっくいホワイト、パールグレー、チェリーの3種類、乗り場ドアカラーは9種類をラインアップしているそうです。
希望小売価格(税込み)は561万円からということで、普通のビル用エレベーターに比べても安価になっています。
パナソニックは昔から、戸建てエレベーターにも力を入れてきました。私が会社員だったころには、3階建ての戸建て住宅にも、パナソニックの戸建て用エレベーターを採用したことがあります。その時の価格は2階建てで200万円、3階建てで300万円でした。また、非常呼び出しは、入居者の携帯電話でも可だったように思います。4階建て以下に限定することで、戸建てエレベーターの技術を転用し、低価格のマンション向けエレベーターを発売したのでしょうか。
4階建ての階段室型マンションや、低層の賃貸マンション等、エレベーターを設置したい要望は多くあります。そのような場合に検討してみたい商品です。
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