私の住んでいるマンションに3匹の野良猫が住んでいます。先日開催された団地理事会で、その野良猫の扱いについて議論がありました。
団地管理組合の役員が、野良猫を捕獲して、殺処分をしてもらおうと高松市の保健所に相談に行ったそうです。
保健所で上記相談を行ったところ、「香川県・高松市は、犬や猫の引き取り数と殺処分数が全国の自治体と比べて非常に多い現状があり、保健所では引き取り数を減らす取り組みと、元の飼い主への返還や新しい飼い主への譲渡を推進する取り組みを行っているとのことで、地域猫にしたらどうですか?と逆に提案されたようです。」
地域猫とは、地域にお住まいの皆さんが主体となり、野良猫に不妊去勢手術をするなど適切な管理を行い、野良猫の数を減らすことで野良猫問題を解決し、「住みよい地域」をつくるための活動です。地域猫とは、地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主がいない猫を適切に管理することで、これ以上数を増やさず、一代限りの生を全うさせる猫を指します。
保健所では、不妊去勢手術の助成金もあるとのことで、団地管理組合は、この制度を利用し、今後は地域猫として1代限りの飼育を行うことになりました。
地域猫は耳がカットされています。一般的に、右耳にカットのあるネコがオス、左耳にカットのある猫がメスです。
マンションの野良猫に困っている人は、このような対応があることも覚えておいてください。
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